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水道水から魚介類まで!「発がん性物質PFAS」の脅威と対策

発がん性が懸念される化学物質「PFAS」が全国の水道水から検出されている問題。しかし、実はこの有害物質は私たちの食卓にも潜んでいる可能性がある。20年以上PFAS研究に携わってきた京都大学の原田浩二准教授は、「水だけでなく食品にも注意が必要だ」と警鐘を鳴らす。

魚介類に蓄積する危険な化学物質

PFASは水に溶けやすい性質を持ち、過去数十年間にわたって川や海に流れ込んできた。広大な海では希釈されるものの、特にPFOSと呼ばれる種類は水中濃度よりも1000倍以上も生物体内で濃縮されることが判明している。

イワシやサバなどの青魚に含まれる健康成分DHAやEPAが多い人ほど、血液中のPFAS濃度も高いという調査結果もある。つまり、私たちが口にする魚介類を通じて、これらの有害物質が体内に入り込んでいる可能性があるのだ。

川魚には特に注意が必要

ただし専門家は、「魚を食べることを控えるべきではない」と強調する。重要なのは汚染源を減らすことと、汚染された場所で獲れた魚を避けることだ。

特に警戒すべきなのは川魚。海と比べて閉鎖的な環境である川では、汚染された水域で育った魚ほど高濃度のPFASを含む傾向にある。実際にある河川で行われた調査では、カワムツの肝臓から環境省が公表した平均値の1600倍もの高濃度PFASが検出された事例もある。

EU基準なら一口でも危険レベル

EUでは「耐容週間摂取量(TWI)」として体重1kgあたり週4.4ngという基準値を設定している。50kgの人なら220ng/週までだが、先述した高汚染地域のカワムツの場合たった8g食べるだけでこの値を超えてしまう計算だ。

"身より内臓"リスク高い理由

研究によると、同じ個体でも身よりも肝臓などの内臓部分に多くのPFASが蓄積する傾向がある。「焼く」「煮る」といった調理法でもほとんど分解されないため、"きれいな環境かどうか分からない場合は内臓を避けるのが賢明"とのアドバイスもある。

"養殖vs天然"どちらが安全?

  • [養殖]:陸地近くで飼育されるため周辺水域汚染影響を受けやすい可能性あり

  • [天然]:生育環境不明確だが広範囲移動により特定地点影響受けにくい場合も

※農林水産省調査(2021)によれば国内流通品平均468ng/kg(PFOS)

"肉・野菜・加工食品"リスク実態とは?

食品分類

特徴

代表例

肉類(牛肉/鶏肉)

比較的影響少ないと考えられている

飼料管理徹底されている場合安全性高い

野菜類

土壌汚染地域では移行リスクあり(大阪府摂津市事例)

葉物より根菜系への移行率高い傾向

加工食品

原材料由来ケースあり(米国FDA調査報告)

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